2014年11月17日

【ときがわ方式】内装「木質化」の取り組みを見学してきました

  2014.11.13
さる11月13日に関口定男ときがわ町長のご案内で、内装「木質化」された教育施設を見学してきた報告です。
参加者は、都幾川木建から高橋さんを含め4人、久道工務店の久道さん、木漆工芸家の山本冨士雄さんの計6名での見学となりました。 2014_1113_tokigawa_0001.jpg
  玉川中・図書館
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 玉川中・木質化された玄関
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玉川中・木の机と椅子

 過日の「在ときがわ三人展」・併設第20回木の家ネット巡回展に来場された、関口町長からご連絡をいただき、木に共感を寄せて仕事をしている私たちに、町が推し進めている教育環境の内装「木質化」の実際をぜひ見てもらいたいとのお誘いを受け、見学会となりました。
 内装「木質化」の取り組みは、今【ときがわ方式】として全国的に注目を浴び、視察、見学者も多いようです。
 古くなった公共建築物を巨費を投じて建て替えるのではなく、構造の耐震化と内装の木質化を施すことにより、低予算と短期間で再生させ、かつ環境整備と町の森林資源の活用を同時に計るという施策です。 

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都幾川中・体育館、杉材の壁
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玉川小・談話室

町役場、公民館、中学校、保育園の各所を案内していただきました。 木質化することで室内湿度が30%以下になることが滅多にないこと、結露しなくなったこと、教職員や生徒の情緒安定効果が出るなどの具体的な効用の話を聞きました。

また「木育」として、木質化された壁は教職員と生徒たちの手で蜜蝋ワックスでみがかれています。
木の勉強机と椅子は高さを調節できるようになっており、中学一年から三年まで、一人一人自分の物として一緒に成長していきます。
天板ははずせるようになっていて、傷んできても表面を削ればきれいになります。

町長は以前地元で材木商と工務店を経営されていたこともあり、木が大好きな方で、山の木が生かされて、子供たちが木に触れながら安心して勉強できることをうれしそうに話されました。

【ときがわ方式・木でつくる学校】 http://urx.nu/eerY


私たちの木に携わる仕事もまったく同様に、安心して生活し続けられる木の家を住まい手に手渡し、長い時間をかけてその家を育て、共に成長してもらえることが何よりもうれしいことです。

2014_1113_tokigawa_0006.jpg 玉川保育園
  


posted by 木の家サイタマ at 19:53| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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